<Since:2000/03/27 : Last modified 2001/03/03>

リハビリ記・2000年分


2000/01

 ちょっと気分的にスランプで、楽器が手につかない状態・・・。このままじゃイケナイので、リードあたりからボチボチ手をつけはじめるだ。


2000/02

 リードばかりにかまってるうちに、吹く時間がものすご〜く少ないことが徐々に不安に・・・
 駆られるように吹き込み始めるだ。・・何をやってもへぼへぼ・・。思いっきりジミに基礎練状態に戻る。スケールの日と、ロングトーンの日を交互にやるだ。それにしても、一時間の中で、楽器を温めて練習、だと、ものすごく時間が短く感じる・・。というか、オーボエを吹いてること、そのものが、かなりいい気分転換になってるんだなぁ〜と、思い出した今日このごろ。


2000/03

 引き続いて、音階中心の練習。
 ヒンケの巻末についてる、(曲の上に書いてある)音階を、普通に2回、スラーで2回。ッケーだったら次の調へ、ヘコったら、その音階を集中的に練習するだ。だいたい2日で26調を一巡。一巡した次の日は、チューナーで音を出しながらそれに合わせてロングトーン。以上、3日で1セットを、延々と繰り返していくだ。


2000/04

 4月の練習の続編。
 以前は、チューナーの音色が「音程、合わせにくいな〜」と思っていたけど、だんだん慣れてくる。合わせにくかったのは、単に練習が足りなかっただけ??。


2000/05

 リードがくたびれきって、練習意欲も低下・・。
 吹く時間を削って、リード削りに集中。


2000/06

 ひょんなことから、このページを見た地元方面のアマオケのヒトから「oboeパートなヒトが不足してるんですが、誰かお知り合いの方とかいらっしゃいましたら、紹介してもらえませんか??」なメールをいただく。う〜みゅ、あちきの知ってる方のほとんどは、どっかしらの楽団に入ってるし、1年後に卒業したらフリーになる方ぐらいしか・・・。
 ・・ん、なんか忘れているやふな・・あ、そーだ!

あちき自身がフリーやんけ

 ・・・なんちゅー定番なオチ・・。

 そーいえば、どーいう理由で、いままで楽団に入りっぱぐれてたんだっけ??と思い返してみる。

 といふワケで、いまさらのように、以前は楽団に入る障壁となってたことが、今や(といふか、ここ1年で)ほとんど消滅してたことに、唖然・・・。ただし、

あちきは、ヘボえ吹きだぁ〜!!

てな根本的な問題は全然解決されてないけど・・・。

 とりあえず、見学に行かせてもらうことにするだ。


2000/07

2000/07/上旬

 オケの練習を見学に行くだ。

 のんびり見学・・のつもりが「今日はオーボエが一人しか来ていないので・・・」てなことで、いきなり参加することに・・・見学だけのつもり、といいながらも楽器を持ってきてたあたりは「お約束」だけど・・・。
 でも、譜読みな合奏とはいえ、いきなし1stてのは「きいてないよぉ〜!!(ばい、だちょうくらぶ)」状態・・・くわえて、ソロなんぞもあってりして、完璧にこっぱみじん。はにゃ・・。
 ひょっとして、新手のオーディション方法??とも思ったけど、あれだけ大玉砕なデキだったのに、クビになっていない、といふことは全然そーいふことじゃなひみたい・・。(後日、この「いきなり1st攻撃」は、このオーボエパートの「通過儀礼」的なモノなことを知ったです)

 帰ってきて、入団するか、てなのを本格的に考え始める。
 めためたオーボエ吹きのあちきが言うのもなんだけど、5年目のオケとしては意外なくらいに様々な面でそれなりのバランスがとれてる、てな感じ。まったく手が届かないぐらいトンでもなく上手い、とまではいかないけど、あちき自身が周りに迷惑をかけない程度まで自分自身を引き上げるのに、半年〜一年はかかりそう。逆にいえば、頑張ってちょい手を伸ばせばとどくかも、といふ、一番やりがいのある状況。
 オーボエパートとしても、定員4人のところを、いまのところ在籍2人なので、やや望まれて??加わるカタチになりそうな・・・。

 ・・・と、ここまで考えて、一瞬不安がココロの中をよぎって、よけーなことを考え始める。

なんかハナシがウマすぎない??

 もっと長い間活動を続けてるオケでも、定期演奏会とかで中低弦をトラで大幅補強してるとこをいくつも見てるし・・・オケとして5年目なのに、弦がプルト数でいくと1stVnから5・4・3・3・2と「比較的きれいな」編成がとれてるのはナゼ??
 その一方で、オケの成立から5年しか経っていないのに、オーボエとして設立当初のメンバーが1人も残っていないといふ、定着率の低さはナゼ??

・・・ヒトってワガママだよね〜・・うまくいかなかったらいかないでコボすし、うまくいったらいったで逆に不安を感じる・・そして、そのときの自分のキモチを肯定いるような材料とか情報とかを集めようとする・・。

 あれこれ想像したり、このオケに関する情報ってもうちょっとないかな〜、とか、おろおろ探し始めて、ふと、あることを思ふ。

想像やウワサ話を集めても、そこに生まれるのは「空想のバケモノ」であって、事実ぢゃない

 憶測するよりも、自分の目と耳と舌・・は使わないけど、自分で感じて自分で考えればい〜や。と開き直る。とりあえず、今回の練習のときにオーボエのもうひとりの方にお会いできなかったので、次回の練習のときにお会いして「びっくり人間大集合」でない限りは、入団することに決定!!

備考(2000/11時点での)

 後日、弦の編成が比較的整ってることついては、オケの設立当初のハナシとかを聞かせていただいて、あちき的には納得しましたでし。
 オーボエの定着率うんぬんについては、辞めてしまった(=今はいない)ヒトのキモチは推し測りようがないのと、あちきが数ヶ月在籍してみた限りでは、思い当たる原因がないので、あとは、今実際に在籍してるメンバーで、未来方向に向けて楽しくやっていけるようにしていけばい〜かな??てな考えっす。

2000/07/中旬

 あちきとしては2回目のオケの練習。オーボエのもう1人のメンバーの方ともお会いできて、とりあえず自分のココロの中では入団を決める。

 吹くほうは・・前回よりはキモチにゆとりはあるけど、肝心の音はほうは、周囲に吸収されるばっかりで、全然響かなひ・・・。そーいう状態だから、自分の音と周り音をちゃんと聞いて距離感を確認して・・などといふことも出来ない・・。オマケに楽譜の読みが、特に臨時記号系・転調系で追いつかなひ・・。まさに

「見ざる・聞かざる・言わざる」の日光サル軍団

 ・・・じゃなくってぇ・・

「鳴らざる・聞こえざる・読めざる」の三重苦状態

 ん〜・・オーボエに復帰してから、ヒトリでのそのそ吹いてきた、この3年間は、なんだっんだぁ〜、といふか、すっごく遠回りしてたんだなぁ・・といふ感じ。大学時代に「ワレながらヘボだな〜」と思いながらもできていたことですら、そのうちの20〜30%しかできてないといふ、なんちゅーか、すっごく歯がゆいといふか、悔しいといふか・・。

2000/07/下旬

 とりあえず、どこから手をつけようかなぁ・・次回の合奏練習には個人的な都合(旅行)で参加できない関係で、つぎに参加できる合奏までは、結構日数があくし・・。

 真っ先に思いついたのは、ここ数ヶ月気になってた楽器の状態の改善。以前は、多少調整がずれても、自分でねじをいじって音がひっくり返らずに出るようなところまでもっていけば、響きもそれなりに出てくる、てな感じだったっす。でも、今年の春ぐらいからは、ネジをいじっても、なんとか音が出るってところまでもっていくのがやっとこさ・・。調べてみると、タンポが均等に塞がってない感じ・・しかも、梅雨ごろからは、Cのちっちゃなタンポが、たまにポロっと落っこちてたし・・。

 今の自分としては、楽器がきっちり調整できてるときの、あの「響き感」が欲しいのと、イイワケになる要素があると「ココロが逃げに走る」ので、そーいったものを一個一個つぶして、なんちゅーか退路を断って練習しなきゃダメだなぁ、と。

 今、オーバーホールしておくことには、他にも意味があって・・。
 この楽器をあと一年間吹いてから、買い替えをするか、それとも引き続いてこの楽器を使うかの判断をするつもりだったりするっす。なので、ちゃんとした評価をするためにも、なるべく良い状態でこの楽器を吹いてあげたいなぁ、と。
 逆にいえば、一年後にはこの楽器が自分の「予備機」になったり、もしくは人手に渡る可能性もあるワケで・・。オーバーホールをすると、その後の半年〜1年ぐらいは、コルクやタンポが動く(なじんでいく、といふ表現のほうが適切かも)ので、今、オーバーホールしておくことで、一年後に確実に安定した状態を出せるようにしておきたいなぁ、と。

 てなワケで、楽器のオーバーホールを依頼するだ。


2000/08

 楽器がオーバーホールから上がってくる。
 響きもちゃんと飛ぶし、音のツボみたいなものも、すごく見えやすくなった感じ。オケの中で吹いても、これならあちきがもうちょっと頑張れば、なんとか「飲み込まれ過ぎずにちゃんと立つ音」が出せるようになる・・・かな??。先月末のドンゾコからは脱したといふか、かなり救いが見出せたといふか・・・。すごく遠くではあるけど、先に見えているのは確かな光、てな感じ。といふか、

とっととオーバーホールしておけば良かったのにぃ!!

てなのが正直なところ。これまでの必殺技「楽器のせい」を失った代わりに、目に見えない別の力、現実と戦うための力をもらったと思うでし。


2000/09

 10月に市の音楽祭での演奏、11月には小学校での音楽教室的な演奏があるので、大慌てでさらう。半分ぐらいの曲はオケとしては春の定演でやったモノらしいけど、夏に加入したあちきとしては初めてな曲なので、みんなに追いつくためにも、ひーふーいいながら頑張る。
 合奏は基本的に月2回なオケなので、本番までの合奏練習の回数も少ないし・・しかも、1stも何曲かもらってるし・・。なんちゅーか、圧倒的に時間が足りない、てな状況・・・。


2000/10

2000/10/上・中旬

 オケの本拠地??の市の音楽祭。あちき的にオケとしては12年ぶりの舞台。曲目とパートは

曲名 作曲者 パート 備考
サウンドオブミュージック から R.Rodgers パートは1st・2ndの別なし。あちきは非ソロ扱い
ブルータンゴ L.Anderson 1st
威風堂々 第1番 E.Elger 2nd

個人的な演奏結果は・・とりあえず、大穴はあけなかった、てな感じ・・。ちょっと地に足がつかない、といふか、現実感がないまま、本番は過ぎたのでした。

2000/10/下旬

 オケの予算でアングレを備品として購入してもらえるかも、な状況になったので、オーボエ軍団で試奏まわりをする。あれこれまわって、吹かせていただけたのは、ロレー、マリゴ、リーク等、計20本を超えるアングレたち・・。

 イロイロな楽器を吹けて、楽しかったぁ!!でも、試奏って、そして楽器選定って、すっごく難しひ・・。
 一本一本の個性がそこそこあって、「音色はすっごくスキだけど、ちょいムラっぽいかも・・」とか、逆に「音程はすっごくいいけど、抜けすぎといふか、息が楽器を素通りするような・・」とか「この1音以外は、ほとんど最高!!の楽器なんだけど」とか・・。
 それ以外にも、「この部分が悪いのって、楽器本体が悪いのか、それとも楽器の調整がタマタマずれてるだけなのか??」とか、「今はすっごくいいけど、数年後にどうなるんだろう??」とか・・・

 いつか、あちきが自分自身の楽器を選ぶときは、どーしよー・・・・。


2000/11

2000/11/上旬

 オケ生活を再開してからソロとかでもあがらなくなってたんだけど、本番が近づくにつれて、カラダが、あがることを思い出してきた感じ。でも学生時代ほどの「大暴走」じゃないので、まもなくな本番でもなんとかなるかなぁ・・・

 12月のオケの忘年会で、恒例のアンサンブル大会があるらしいんだけど、それに「デュオを組んで参加しませんか??」な声をかけていただく。らっきー!!。楽譜を実際に読んでみたら・・・全くスタミナが足りなくって、曲の半分ぐらいでバテバテ・・ひぇ〜〜。とりあえず、練習時間のある程度をスタミナ養成練にふる。

 低音のD以下の音の「ひっくり返り率」が上昇してきた・・でも、本番間近で調整に出してるヒマがないので、自力で間に合わせ的なバランス調整をする。とりあえず、音のひっくり返りは出なくできたけど、オーバーホール直後の、あの「つぼ」な感じは戻らなひ・・来月に、バランス調整をしてもらいに行こうっと。

2000/11/中旬

 小学校での音楽会。曲目は

曲名 作曲者 パート 備考
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲 R.Wagner 2nd
「胡桃割り人形」から P.Tschaikowski 1st
「カルメン」第1組曲・第2組曲から G.Bizet 1st ソロ有り
「サウンドオブミュージック」から R.Rodgers パートは1st・2ndの別なし。あちきは非ソロ扱い
シンコペーテッドクロック L.Anderson 1st ソロ有り
ブルータンゴ L.Anderson 1st
トランペットララバイ L.Anderson 1st
そりすべり L.Anderson 1st
威風堂々 第1番 E.Elger 2nd
ハンガリー舞曲第5番 J.Brahms 1st

 1stもいっぱい、しかもオーボエは2名だけでパートをまわすといふ、ウデ的にもスタミナ的にも、やばやばな演奏会だったけど・・なんとか乗り切る(・・といえたんだか)
 「本番のときのリードの感触って、ムカシからこんな感じだよな〜」といふ、高校の頃からほとんど変わってない部分もあれば、以前とは違う部分もあって・・デキはいまいちだったけど、学生時代にず〜っと支配されてきた「ソロ恐怖症」みたいなのがかなり緩和されてたのは、今後に向けてのキモチを、ほんのちょっとだけ明るくしてくれたっす。
 あちきのオーボエとの出会いも、決定的だったのは小学校時代の音楽教室だったけど、あちきは、そーいふ「オーボエ少年予備軍」の夢を壊さずに済んだんだろーか??

2000/11/下旬

 アンサンブルの本番が、どんどん近づいて・・でも、その曲を吹ききるスタミナがつくメドがまったく立たずに、キモチ的にドン底状態・・。今から自分のリードをいじる、てなのも、やや危ない橋を渡ることになりそうだし・・。

 思いきって、軽めの完成リードを買ってくる。あんど、一時的に吹き方を変える。リードの開きを狭めにして、リードを深めにくわえて・・と。曲を吹いてみると・・・う〜ん、ギリギリなんとかスタミナ欠乏にならずに吹ききれるかなぁ・・。
 オケのオーボエの同僚と話してたときに、「でも、これってゴマカシだよね」と言ったら、「でも、ゴマカシができるって、ゴマカシすらできないよりは、いいんじゃない??そーいう意味では、特に制約が多い社会人オーボエ吹きとしては、テクニックの一つ、てな解釈もあるのかな〜って??」てなコトバをいただいて、なんとか開き直る。


2000/12

2000/12/上旬

 アンサンブルの本番。演奏そのものは「傷をいくつも作りながらも、なんとか曲を吹ききった」ことのほかには、どれだけのことができたんだか・・てな部分もあったでし。ただ、これからオーボエ吹きを続けていく上で、どんなことが必要になってくるか、今のうちに考え始めるきっかけをいただいたのは、収穫といってしまってもバチはあたらないのかなぁ〜と思うです。

2000/12/中・下旬

 オケにオーボエなメンバーが一気に2人加わって、オケの木管最大の5人体制へ。オケの木管として、いちばんな大所帯になるとともに、以後の人員募集は停止といふことで。あちきがあの時期にオケにもぐりこめたのって、ラッキーだったんだなぁ、といまさらのように思ったでし。

 今年最後の合奏のとき、久々に完成リードでTuttiに加わる。「あっ、周りがすごくきっちり聞ける!!」てな感覚にびっくり・・。完成リードで、普段よりは響きをだせてるから、その音が、他の楽器の方の音と、どーぶつかって、また、どー溶けてるのかが、聞きやすくなってる状況かも・・。
 そーいえば、大学なときは、練習場所がやや響きが通るとこだったこともあるけど、あちき自身の音も、もうちょっと響いてたし、周りのメンバーもがんがん響かせてたから、3度とかいろいろな音を合わせることを楽しめてたのかもな〜、と思ったでし。

 今年のオケの練習も終わったので、楽器をバランス調整してもらいに行く。音がきっちり飛ぶ感じが戻ってきて、再びハッピー。

 今回の、オーバーホール〜バランス調整で、感じたとをば、メモメモ。
 一番大きかったのは、「自力で多少は楽器のネジ調整ができる、ってことは、プロによるバランス調整の代わりにはならない」というある意味「しごくあたりまえのこと」を再確認できたといふか、痛感したといふか・・・。

 え〜っと、仮に楽器のコンディションといふモノをムリヤリを数値化して、
70% 全ての音が「pp-ff」でひっくり返ったりかすれたりせずに発音できる
50% 全ての音が「mfでなら」ひっくり返ったりかすれたりせずに発音できる
30% ある音以下(以上)の複数の音が音量やリードを問わず発音できない
とした場合、楽器のコンディションを時系列で無理矢理にグラフ化すると、

楽器調整を全てプロに任せた場合→青

楽器調整を極力自力でやろうとした場合→赤

とすると、

transition of condition

てな曲線を描くかな〜と思うです(超ドンブリ & 個人的な思い込み)。これだけ見ると「極力自力で」というのが、一見では状態のバラツキが少なくって結構良く見えたりもするんですが、実は巨大な落とし穴が一つあって・・・それは、自分自身でハンパながらに楽器をいじれちゃうと、

数年にわたって、楽器の本当のベストの状態を知らずに吹き続けちゃうことがある

てなことでし。言いかえると、

70-80%でしかない状態を、その楽器としてのベストコンディションと勘違いしちゃう

可能性すらあるといふ・・・。っつーか、あちき自身が、モロに「ドツボにはまってトッピンシャン」だった気がするワケで・・

 もっとも、自分で楽器をいじれるってことは、無意味ではないワケで・・。一部の音が出なくなっちゃったのを、音が出る状態まで戻せる、てなのは、特に緊急時にはとても助かることではあると思うっす。

 なので、今後は定期的に楽器のバランス調整をプロの方にお願いして、自分で楽器のネジ調整をするのは「あくまでも応急措置」ということにしようと思ったでし。


前のページに戻る